ナマポAGAの闘いの記録

私は負けない

聖なるバリアミラーフォース

またもや終業時間前に事件は起こる。

 

ワイが勤務してから2回目の遭遇となるレジの違算金、その額「-26,000円」

 

30分ほど皆で入念な点検を行うが、値は変わらない。

そしてお決まりの折半の流れへ…。

 

おれは変わりたい、自分のいままでのツケを払いたい、と自分を鼓舞してきたが、さすがに働きにきて財布から金を払うことは嫌すぎた。

 

バブみが故、小さなストレスが積み重なり、忍耐の極限突破を繰り返すこと3回目、ついにワイは覚醒する。

 

ワイ「払いたくありません!!!」

 

その瞬間、直属上司の目の色が変わるのがわかった。

 

「カッパさん、年齢の割に社会経験が少ないから教えるけど、それは自分勝手すぎる」というありがたいお言葉。

 

そして気まずそうにうつむく、同僚達。

 

地獄のような説法が2時間ほど続き、ワイは最終奥義を発動する。

 

ワイ「僕、生活保護なんです!給料日もきてないのに払えません!!!」

 

少し戸惑いがみられた、やったか…?!

 

「そんなんだから、生活保護なんじゃないの?!怪しいと思ってたんだよね!」

 

どうやら火に油を注いだようだ。

最強だと思っていた手札を切ったのにもかかわらず、闘いは終わらなかった。

もはや、なす術なし、死体蹴りは続く。

 

その後、1時間弱、説教が続いたが、結果としては払わずにすんだ。

 

悔しくて悔しくて往復の電車でずっと泣いていた。

家に帰り、初期脱毛なのか、ストレスなのかわからないけど、おびただしいほどの抜け毛で笑ってしまった。

 

だが、ワイは生活保護ということを暴露することにより、数千円の出費を防げたのだ。

 

気持ち的に勝った気さえする。

 

ここで存分に地獄を堪能し、他の職場を決まるときには感謝と感動を得たいものだ。